コケモモの知識
コケモモ
コケモモ(苔桃)はツツジ科スノキ属の常緑低木。果実を食用とするが、栽培されることは稀で、野生のものを採取するのが一般的である。コケモモ(''Vaccinium vitis-idaea'' L.)は以下の2亜種が知られている。
樹高は10-40cm程度で、直立した幹はぎっしりと密集している。森林に生息するため、日陰で湿度が高く、また土壌が酸性の場所を好む。多くのツツジ科の植物と同様、栄養分の少ない土地でも耐えられるが、アルカリ性の土壌では生育できない。耐寒性にすぐれ、-40℃以下でも耐えることができる一方、夏が暑い場所では生育しにくい。コケモモはこうした寒冷地に生育する広葉樹には珍しいことに、冬でも葉を落とさない。地中の根茎を伸ばすことで株が拡大する。初夏に釣鐘型の白い花をつけ、果実は秋に赤く熟す。コケモモとクランベリー(ツルコケモモ)はよく混同されるが、花が白く、花冠が部分的におしべと柱頭を囲っている点で異なる(クランベリーの花はピンク色で、花冠が後ろに反り返っている)。また、果実も球状で、クランベリーほど洋ナシ型にはならない。コケモモと同じように果樹として利用されるスノキ属の植物としては、ブルーベリー、ビルベリー、ハックルベリーなどがある。
これらの他にも、尿路感染症に効く化学物質を含むと考えられており、薬草としても利用されている。 ''Vaccinium vitis-idaea'' var. ''vitis-idaea'' L. :英名はCowberry。ユーラシアに生育。葉の長さは10-25mm。 ''Vaccinium vitis-idaea'' var. ''minus'' Lodd. ...
